筑波大学 土地利用研究室 Landuse Laboratory University of Tsukuba

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研究室メンバーによる都市計画関連推薦図書



著者 タイトル 出版社 価格
越澤 明 「東京の都市計画」 岩波新書 ¥660
越澤 明 「東京の都市計画」 岩波新書 ¥1300
越澤 明 「満州国の首都計画」 ちくま学芸文庫 ¥1400
藤森 照信 「明治の東京計画」 岩波書店 ¥980
芦原 義信 「街並みの美学」 岩波現代文庫 ¥1100
芦原 義信 「続・街並みの美学」 岩波現代文庫 ¥1100
田村 明 「都市ヨコハマを作る」 中公新書 ¥720
田村 明 「まちづくりの発想」 岩波新書 ¥660
田村 明 「まちづくりの実践」 岩波新書 ¥700
田村 明 「美しい都市景観をつくるアーバンデザイ ン」 朝日選書 ¥1300
平本 一雄 「臨海副都心物語」 中公新書 ¥840
青木 仁 「快適都市空間を作る」 中公新書 ¥740
五十嵐 敬喜
小川 明雄
「都市計画 〜利権の構図を超えて〜」 岩波新書 ¥700
伊藤 滋 「東京育ちの東京論」

PHP新書

¥660
大野 輝之
レイコ・ハヘ・゙エバン ス
「都市開発を考える」 岩波新書 \700
重松 清 「定年ゴジラ」 講談社文庫 \695
宮本 常一 「忘れられた日本人」 岩波文

660

 

越澤 明 「東京の都市計画 岩波新書」 ¥660

都市計画に興味があるなら必ず読んでおきたい一冊である。今日の東京が抱える都市問題は、昭和初期の計画の未達成や、戦災復興計画の挫折に起因するもの が多い。明治の東京市区改正、後藤新平の帝都復興計画、戦災復興計画から現代にいたるまで、都市計画の系譜を詳しく述べている。また良好な住宅地と知られ ている常盤台・田園調布などの成り立ちも詳細にのべている。東京にはよく都市計画が無かったと言われるがこの本を読めば、その考え方は一掃されるだろう。 必読の一冊である。



越澤 明 「東京都市計画物語」 岩波新書 ¥1300

この本の内容は、後藤新平と帝都復興計画、帝都復興事業の思想と遺産、墨田公園の設計思想、神宮外苑の造営について、新宿新都心のルーツ、常盤台の開 発、山の手の形成、宮城外苑の成立、東京緑地計画、防空都市計画と建物疎開、幻の環状三号線、東京都市計画の負の遺産などが詳細に書かれている。日常では 気にかけない場所に、実は大きな歴史的経緯があることに気付かされる本である。「東京の都市計画」と内容が同じ場所も多数あるが、「東京の都市計画」が入 手困難なので、この本でも十分に東京の都市計画の歴史について知ることができる。



越澤 明 「満州国の首都計画」 ちくま学芸文庫 ¥1400

この本は、満州国の首都であった新京(現在の長春)の都市計画・都市形成について、19世紀末から1945年の満州国の崩壊に至る歴史を記したものであ る。この新京の都市計画は、それまで日本の都市計画が消化し、蓄積してきた理念と技術を全面的に適用した一大実験場であった。新京はキャンベラ、ブラジリ アと並ぶ20世紀の首都計画の代表事例であり、近代都市計画の傑作である。しかも新京は、総合的な都市計画の実践という点ではキャンベラ以上の価値をもつ 先進的な都市計画でありながら、その事実が日本でも世界でもほとんどしられていない。この本では、当時の日本における近代都市計画の理念・制度・事業手 法・技術を新京の都市計画という実例をもって示した貴重な一冊である。



藤森 照信 「明治の東京計画」 岩波書店 ¥980

この本の最も素晴らしい点は、巻末にある多くの計画図であろう。銀座煉瓦街計画、防火計画、市区改正計画、官庁集中計画などがそれぞれ複数の案の計画図 や写真やイラストが多数掲載されている。この本は特に明治の東京の焦点を当てて銀座煉瓦街計画、東京防火計画、市区改正計画、官庁集中計画などがかなり詳 細に書かれている。この本は、江戸から明治への東京の変貌を、都市計画史の視点から初めて本格的に描いた本である。必ず手に入れたい一冊である。(文責 北崎)



芦原 義信 「街並みの美学」 岩波現代文庫 ¥1100

世界中のいろいろな街並みは、地理的条件・気候風土・宗教・歴史などの違いによって形成されているが、その基本となっている都市や建築の空間概念が我々 日本人の概念と異なっているのではないかという疑問が発端となっている。日本人が靴を脱いで家に入るということから生じる空間認識の違いから、街並みの形 成に大きな影響を及ぼしているということがこの本には詳細に書かれている。この本は、人間のための美しい街並みをつくる創造的手法を具体的に提案した街並 みづくりの基本文献であり、何度読んでも新たな発見が得られる必読の一冊である。



芦原 義信 「続・街並みの美学」 岩波現代文庫 ¥1100

「街並みの美学」の続編であるこの本は、前作において展開した空間認識をさらに広げている。この本では、壁の建築・床の建築、内から眺める景観・外から 眺める景観などの空間領域に関する考察や、街並みの指標であるD/H・W/Dなどに関する記述などや、世界各地の景観と日本の景観を比較することにより日 本的街並みの特質が考察されている。世界の他の街並みと比較することにより、現在我々の街並みが形成されてきた所以を知り、より良い街並みを創りだすきっ かけを掴むことが出来るだろう。



田村 明 「都市ヨコハマを作る」 中公新書 ¥720

敗戦後の横浜市は荒廃していた。戦災と進駐軍の接収によってその解除後も関内牧場といわれるほどだった。自治体の外側からコンサルタントとして提言して きた著者は請われて横浜市に入り、新設の企画庁政局で新しいスタッフとともに、市が施行する六大事業の推進にあたった。高速道路の地下化、港北ニュータウ ン、大通公園、港へのプロムナード、大佛記念館、横浜スタジアム、都市デザインなどを市民と協力して進めた手法を記録した本である。



田村 明 「まちづくりの発想」 岩波新書 ¥660

都市の商店街・住宅街から地方の町や村にいたるまで、さまざまな「まちづくり」が行われており、いま生き生きとした個性的な地域社会をめざすうねりがお きている。この本では特に「まちづくりとは何か」という思想や理念をのべている。



田村 明 「まちづくりの実践」 岩波新書 ¥700

「まちづくりの発想」ではまちづくりの思想や理念を述べていたのに対し、「まちづくりの実践」では日本全国のさまざま地方自治体における「まちづくり」 を紹介している。自然の豊かさや歴史、風土など地域の個性を生かした「まち」を作るために何が必要なのか。過疎の村から都市の住宅街まで、全国各地のユ ニークな「まちづくり」が掲載されている。



田村 明 「美しい都市景観をつくるアーバンデザイン」 朝日選書 ¥1300


<作成中>





平本 一雄 「臨海副都心物語」 中公新書 ¥840


<作成中>





青木 仁 「快適都市空間を作る」 中公新書 ¥740

私たちはしばしば、日本の都市が暮らしにくく、しかも美しくもない、という実感を抱いている。それは明治以降の近代都市が産業優先で形成され、建設に際 しても、何を立てるだけが問題となり、周辺状況を考慮することがなおざりにされてきたためである。とくに現代の日本人には「街並みに対する責任」を果たし ていない。本書では、公園や街路、建造物などの現場を丹念に取材した成果を盛り込みながら、真に快適な生活空間へと都市を再創造するための道筋を示してい る。



五十嵐 敬喜
小川 明雄 「都市計画 〜利権の構図を超えて〜」 岩波新書 ¥700

住宅地に突然高いビルが建った。続いて起こる日照の悪化、地価の高騰、住民の流出・・・。街の破壊は日々「合法的」に繰り返されている。都市計画のカラ クリを、ときほぐす中から見えてくる政官財の癒着の構図、それに対する自治体の「反乱」を描き、街を市民の手に取り戻すための方策を示している。この本は 都市計画と政治とのつながりが、いかに大きいかを教えてくれる一冊である。特にその当時における全総が都市計画に及ぼす影響と、財界の政界に対する都市計 画の影響がいかに大きいかを実感させてくれる本である。



伊藤 滋 「東京育ちの東京論」 PHP新書 ¥660


作成中





大野 輝之
レイコ・ハヘ・゙エバンス 「都市開発を考える」 岩波新書 ¥700

林立する構想オフィスビル、遠のくマイホーム、破壊される景観・自然・・・。日本の都市開発は、なぜ生活の質の向上に結びつかないのだろうか。80年代 の初めから、日本の都市づくりは「民活・規制緩和」という考え方に覆われてきた。しかし現在では単純な規制緩和だけでは、都市は豊かにはならなかったとい うことわかった。この本ではサンフランシスコなどアメリカの各地の具体例を通して、徹底した市民参加の手法、「成長管理」という新しい発想を紹介し、人間 の暮らす場を目指した都市づくりへの指針を明らかにしている。



重松 清 「定年ゴジラ」 講談社文庫 ¥695

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」 先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年 ゴジラ」収録の完成版。



宮本 常一 「忘れられた日本人」 岩波文庫 ¥660

昭和十四年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐81)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような 環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフストーリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせ た宮本民俗学の代表作。

最終更新 2010年 3月 20日(土曜日) 19:28